先に結論:オフボーカル音源の入手先は4つです
- 本家の概要欄・公式チャンネル/アーティストやボカロPが配布していることがある
- ピアプロなどの配布ページ/ボカロ曲はここで見つかることが多い
- カラオケ音源の配布サイト/利用条件の確認が必須
- AIで自分で分離して作る/配布が無い曲はこれ
どこの誰が配布した音源か分からないものは使わないのが安全です。以下、それぞれの探し方と、使う前に確認したい権利の話をまとめます。
「オフボーカルってそもそも何?」「歌ってみたを録りたいけど、音源はどこで手に入れるの?」。この記事では、オフボーカル音源の意味・入手先・AIで自作する方法・使うときに必ず知っておきたい権利の基本を、初心者向けにまとめます。

オフボーカルとは?
オフボーカルとは、歌(メインボーカル)が入っていない音源のこと。「オフボ」「オフコーラス」「ノンボーカル」「歌なし音源」「カラオケ音源」「インスト」など呼び方はいろいろありますが、歌ってみた界隈ではほぼ同じ意味で使われます。歌ってみたは、このオフボーカル音源に自分の歌を重ねて作ります。だから、まず良いオフボーカル音源を用意することが第一歩です。
| 言葉 | ニュアンス |
|---|---|
| オフボーカル | 原曲からメインボーカルを抜いたもの。コーラスは残っていることが多い |
| オフコーラス | メインボーカルもコーラスも抜いたもの。ハモリを自分で入れたい人向け |
| インスト(インストゥルメンタル) | 最初から楽器演奏だけで作られた音源 |
| カラオケ音源 | カラオケ機用に作られた歌なし音源。原曲とアレンジが違うことがある |
| アカペラ | 逆に「歌だけ」の音源。オフボーカルとは真逆 |
歌ってみたで一般的に使うのは「オフボーカル」または「インスト」です。ハモリまで自分で入れたいなら「オフコーラス」を探します。
押さえる権利は2種類だけ
難しく考えなくて大丈夫。関係する権利は大きく2つです。
- 楽曲そのものの権利(作詞・作曲):多くはJASRAC/NexToneが管理。YouTube・ニコニコなど包括契約のある動画サイトへの投稿なら、個人の歌ってみたは基本的にカバーされます
- 音源そのものの権利:オフボーカル音源を作った人の権利。原盤やカラオケ音源には別の権利があり、配布元の利用条件に従う必要があります
詳しくは歌ってみた投稿の著作権と、配信派の人は歌枠と著作権も合わせて読んでおくと安心です。
オフボーカル音源はどこで手に入れる?
- 本家(原曲)の概要欄・公式チャンネル:アーティストやボカロPが「オフボーカル可」で配布していることがある
- ボカロ曲:ピアプロなどで、作者がオフボーカルを配布しているケースが多い
- カラオケ音源配布サイト・有志の音源:利用条件(クレジット表記・営利利用の可否など)を必ず確認
- AIで自分で作る:市販曲からでもボーカルを分離できる(次の章で詳しく)
いずれの場合も、「どこの・誰が配布した音源か」がはっきりしないものは使わないのが安全です。
ボカロ曲のオフボーカルを探すコツ
ボカロ曲はオフボーカルが配布されていることが多いです。原曲動画の概要欄に「オフボーカル配布」のリンクがないか、ピアプロなど作者の配布ページ、SNSで「曲名+オフボーカル」で検索します。見つからなければAI分離に切り替えます。配布物には利用条件(クレジット表記・収益化の可否)がほぼ必ず書いてあるので、そこを読んでから使ってください。
AI音声分離ツールでオフボーカルを自作する方法
今はAI音声分離(ボーカル除去)ツールを使えば、配布されていない曲でも自分でオフボーカルに近い音源を作れます。曲を読み込ませると、ボーカル・ドラム・ベース・その他楽器を自動でパート分けしてくれる仕組みです。
- 手軽さ重視:ブラウザで完結するWebサービス型。曲をアップロードするだけで数分で分離できる
- 音質重視:DAW用のプラグイン型やデスクトップアプリ型。処理は重いが、コーラスや余韻の残り方(アーティファクト)が少ない傾向
- 無料〜のものが多いが、高音質・長尺・商用利用は有料プランのことが多い。まずは無料枠で試すのがおすすめ
ただし、精度は曲によって差があります。ボーカルとメインのシンセ・ギターの音域が近い曲は分離が甘くなりがちで、コーラスの残響が「モワッ」と残ることも。仕上がりを聴いて、気になるならボリュームオートメーションやEQで馴染ませる一手間を加えると自然になります。
AIでオフボーカルを作る手順(3ステップ)
- 1. 元の曲を用意する:できるだけ高音質のファイル。配信のロッシー音源より、購入した音源の方が分離が安定する
- 2. 分離ツールに読み込ませる:ブラウザ完結型ならアップロードするだけ。音質を詰めたいならデスクトップアプリ型でモデルを選んで実行
- 3. 書き出して確認:「ボーカル」と「伴奏(instrumental)」に分かれて出力される。伴奏側を使う。コーラスの残りが気になればEQで高域を軽く整える
2〜5分の曲で処理は数分。無料枠で試して、仕上がりに納得できたら有料プランや高精度モデルを検討する流れが無駄がありません。
AIで作っても、権利のルールは変わらない
ここが一番大事なポイントです。AIでボーカルを消せても、その曲の著作権・原盤権が消えるわけではありません。市販曲からAIで作ったオフボーカルで歌ってみたを投稿する場合も、上で説明した「楽曲の権利(包括契約サイトへの投稿でカバー)」のルールがそのまま適用されます。むしろ元の音源(原盤)を丸ごと使っている分、配布サイトの規約が明確なオフボーカルより権利関係がグレーになりやすい面もあるので、投稿先の規約と楽曲の性質は確認しておきましょう。自作したボカロ曲や、自分に著作権がある曲でAI分離を使う分には、この心配は不要です。
配布音源の「利用条件」を読む習慣
オフボーカル音源には、たいてい利用条件が書かれています。クレジット(提供元)の表記が必要か/収益化してよいか/改変してよいか。ここを読まずに使うと、後からトラブルになります。面倒でも、初めて使う音源は条件に目を通す習慣をつけましょう。
音源が用意できたら
オフボーカルが手に入ったら、いよいよ録音です。歌ってみたの始め方ロードマップで全体の流れを、スマホから始めるならiPhoneだけで歌ってみたを完成させる手順を参考にしてください。
よくある質問
オフボーカルとインストの違いは?
ほぼ同じ意味で使われます。厳密には「オフボーカル」は原曲からボーカルだけを抜いたもの、「インスト」は最初から楽器演奏のみで制作されたものを指すことが多いですが、歌ってみた界隈ではほぼ同義で使われています。
AI音声分離で作ったオフボーカルは無料で使える?
ツール自体の無料枠は多くありますが、それとは別に元の楽曲の著作権・原盤権は残ります。AIで作った・作らないに関わらず、投稿先が包括契約サイトかどうか、元音源の扱いに問題がないかは別途確認が必要です。
オフボーカル音源が見つからない曲はどうすればいい?
本家配布がなければ、AI音声分離ツールで自作するのが一番現実的です。仕上がりに納得できなければ、無理せず別の曲を選ぶのも一つの手です。
オフボーカルとオフコーラスの違いは?
オフボーカルはメインの歌だけを抜いた音源で、コーラス(ハモリ)は残っていることが多いです。オフコーラスはコーラスまで抜いた音源で、ハモリも自分で入れたい人向けです。
市販曲のオフボーカルが配布されていない。どうする?
AI音声分離ツールで自作するのが現実的です。ただしAIでボーカルを消しても楽曲の著作権・原盤権は残るため、投稿先が包括契約サイトか、元音源の扱いに問題がないかは別途確認してください。仕上がりに納得できなければ別の曲を選ぶのも手です。
まとめ

- オフボーカル=歌が入っていない音源(カラオケ・インスト)
- 権利は「楽曲」と「音源」の2種類。包括契約サイトへの投稿が基本
- 入手は本家・ボカロ配布・配布サイトなど。出所不明は使わない
- 配布がなければAI音声分離ツールで自作も選択肢。ただし著作権のルールは変わらない
- 初めて使う音源は必ず利用条件を読む
録れるようになった、その次は。
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