当サイトでは「MIXは外注していい」と繰り返していますが、「自分でもやってみたい」人のための入門記事も置いておきます。無料ソフトでできる、最小限のMIX手順です。ここでの目標は「聴ける状態にする」ことで、プロ品質ではありません。

使うソフト(無料)
- Mac / iPhone: GarageBand(無料・直感的で入門に最適)
- Windows: Cakewalk等の無料DAW、または波形編集のAudacity
- 本格的に学ぶなら有料DAWですが、最初の数本は無料で十分
最小限のMIX・5ステップ
1. 頭出し(タイミング合わせ):オケと歌の開始位置を合わせる。歌全体がわずかに遅れて聞こえるなら、歌トラックを数十ミリ秒前へ。
2. 音量バランス:オケに対して歌が「埋もれず、浮きすぎず」。迷ったら市販曲と交互に聴き比べて、ボーカルの大きさの感覚を借りてきます。
GarageBandでやる場合の具体的な手順
- 頭出し:トラックをドラッグして波形を目で見ながら合わせる。拡大表示にすると数十ミリ秒単位の調整がしやすい
- 音量:各トラックのフェーダーを直接操作。ボーカルトラックを選択して波形の音量を見ながら微調整
- カット:不要な区間を選択して「サイレンス」または該当部分を削除・分割
- EQ:トラックのスマートコントロール→EQで低域を少し下げる
- リバーブ:トラックのエコー/リバーブつまみを少量だけ上げる
やらなくていいこと(入門のうちは)
- コンプレッサーの細かい設定(音量オートメーションで代用可)
- 高価なプラグインの購入
- マスタリング(配信レベルの音圧調整)——ここは沼です
つまずきやすいポイント
- EQをかけすぎて声が細くなる:削るのは「気になる帯域だけ薄く」。原音の8割は残すイメージで
- リバーブをかけすぎてカラオケっぽくなる:迷ったら量を半分にする。それくらいで丁度いいことが多い
- 一つの再生環境でしか確認しない:スマホスピーカー・イヤホン・PCスピーカーなど複数で聴いてから完成とする
- 頭出しがズレたまま気づかない:サビ以外の静かな部分ほどズレが目立つので、そこを重点的にチェック
それでも「一曲仕上げる」は重い
正直に言うと、最初の1本のMIXには丸1日かかると思ってください。それが「歌に集中したいから外注する」人が多い理由です(依頼の相場とマナー)。一度自分でやってみると、MIX師さんへの依頼の言葉が具体的になるので、経験として1回やる価値は大いにあります。
よくある質問
スマホだけでMIXはできますか?
iPhoneならGarageBandアプリで最小限のMIXは可能です。ただし細かい波形編集や複数トラックの管理はPCの方がやりやすいので、本格的に取り組むならPCへの移行をおすすめします。
無料ソフトと有料ソフトの違いは何ですか?
プラグインの種類・音質・トラック数の上限などが主な違いです。ただし入門段階で差を実感することは少なく、まず無料ソフトで基本の流れを覚えてから、必要になった時に有料へ移行するので十分間に合います。
MIXにどれくらい時間をかければいいですか?
入門のうちは1曲3〜5時間が目安です。時間をかけるほど良くなるとは限らず、迷ったら「聴ける状態になった時点」で一旦手を止めるのも大事です。
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まとめ

- 無料ソフトで「聴ける状態」までは作れる
- 頭出し→音量→カット→EQ薄く→リバーブ薄く、の5ステップ
- 上げるより削る。かけすぎない。沼に入らない
- 複数の再生環境で確認してから完成とする
- 1回自分でやると、外注の精度が上がる
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