歌ってみた動画に「著作権者からの申立てがあります」という通知が来て焦った経験がある人もいるはず。この記事では、通知が来たときに落ち着いて確認すべきことを整理します。本記事は一般的な情報であり、個別の法的判断はプラットフォームの案内や専門家の確認に従ってください。

まず確認すること
- 通知の種類(収益化の制限/視聴制限/動画の削除)とその範囲
- 申立ての対象箇所(曲全体か、一部の使用か)
- 申立て元が誰か(レーベル・原盤権者・JASRAC等の管理団体か)
よくあるパターン
- 収益化のみ制限される:動画自体は視聴可能なまま、広告収益が申立て元に渡る設定になることが多い
- 一部地域で視聴不可になる:権利処理の状況が地域ごとに異なるため発生する
- 動画が非公開・削除になる:無許諾での使用と判断された場合に起こりうる、最も重い対応
対応の基本的な流れ
- 内容を確認し、申立てに心当たりがあるか(使用したオケ音源の権利表記など)を振り返る
- 納得できない場合は、プラットフォームが用意する異議申し立て(審査請求)の手順を確認する
- 異議申し立ては、対応を誤ると権利者から直接の法的請求に発展するリスクもあるため、内容に自信がない場合は慎重に判断する
- 同じ曲を今後も歌う予定があるなら、使用しているオフボーカル音源の権利表記を再確認する
そもそもどの曲を歌ってよいかの基本は歌枠の著作権、知らないと危ない基本、動画投稿における著作権の基本は歌ってみた投稿の著作権、使用するオフボーカル音源についてはオフボーカルとは?音源の入手と歌ってみたでの使い方もあわせて確認してください。
予防のためにできること
- 使用するオフボーカル音源やカラオケ音源は、配布元が定める利用規約(歌ってみた利用の可否)を確認してから使う
- 収益化を目的とした投稿では、権利処理が明確な音源・サービスを優先して選ぶ
よくある質問
収益化制限のままにしておいても問題ないですか?
動画の視聴自体に問題がなければ、多くの歌い手はそのままにしています。ただし規約違反の警告(ストライク)とは別物なので、通知の種類は必ず確認してください。
異議申し立てはした方がいいですか?
使用音源の権利関係に自信がある場合のみ検討してください。判断に迷う場合は無理に申し立てず、専門家やプラットフォームのヘルプに相談するのが安全です。
同じ曲で他の人は申立てを受けていないのはなぜ?
権利者の管理体制や検出タイミングによって差が出ることがあります。「他の人が大丈夫だったから自分も大丈夫」とは限らない点に注意してください。
申立てと「著作権ストライク」の違い
混同されやすいですが、収益化制限などの申立てと、アカウントに深刻な影響を与える「著作権ストライク」は別の仕組みです。
- 申立て(Content ID等):多くは自動検出による収益化・視聴の制限。動画やチャンネル自体への直接的なペナルティは基本的にない
- 著作権ストライク:権利者が正式な削除要請を行った場合に発生し、一定数溜まるとチャンネル自体に影響が及ぶ、より重い措置
通知が来たら、まずどちらの種類なのかをプラットフォームの説明文で確認することが大切です。申立てだけであれば過度に心配する必要はありませんが、ストライクの通知だった場合は対応の優先度を上げて、案内されている手順に沿って早めに動いてください。
繰り返し申立てを受けやすい人の傾向
特定の傾向がある投稿は申立てを受けやすい、という一般的な注意点も押さえておくと予防になります。
- 権利処理が不明確な違法アップロード音源をオケとして使っている
- 原曲をほぼそのまま長時間使用し、独自の要素(歌唱・アレンジ)が少ない
- 権利者が積極的に検出・申立てを行っているアーティスト・レーベルの楽曲を扱っている
これらに当てはまるからといって必ず申立てが来るわけではありませんが、心当たりがある場合は、今後の投稿で音源の出どころを見直すきっかけにしてみてください。
不安なときは一人で抱え込まない
著作権まわりの通知は文面が固く、一人で読むと必要以上に不安になりがちです。同じ活動をしている歌い手仲間に相談したり、プラットフォームの公式ヘルプページを一次情報として確認したりすることで、冷静に状況を整理しやすくなります。SNS上の又聞き情報だけで判断せず、必ず一次情報を確認する習慣をつけましょう。
まとめ

- 通知が来たら種類(収益化制限/視聴制限/削除)をまず確認する
- 異議申し立ては自信がある場合のみ、慎重に判断する
- 予防としてオフボーカル音源の利用規約を事前に確認しておく


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