ライブは月何本が適正か|出すぎると起きること

ライブの誘いを断れず、月に4本も5本も出ていた時期があります。出ている間は活動している実感がありましたが、動員は増えませんでした。同じ人が、毎回少しずつ減りながら来てくれていただけでした。

本数は、多ければいいものではありません。見る側の都合で決まります。

結論:本数より「間隔」で決める

月に何本という数え方だと、月末に3本固まることがあります。それは実質1本と同じです。見る側は、どれか1つを選びます。

見るのは本数ではなく、前のライブから何週間空いたかです。

  • 2週間以上空ける:告知が1回ずつ届く
  • 1週間以内に2本:どちらかが必ず薄くなる
  • 同じ月に3本以上:常連ほど「次でいいか」になる

出すぎると起きること

本数を増やしたときに、実際に起きるのは次の3つです。

  • 常連が分散する。毎回来ていた人が、隔回になる
  • 告知が雑になる。日付だけの投稿が増える
  • セトリを変えなくなる。準備の時間が無くなる

3つ目が一番こたえます。同じ内容を見た人は、次を楽しみにしません。本数を増やすほど、1本の中身が薄くなります。

目安としての本数

活動の段階で変わりますが、目安はこのくらいです。

  • 始めたばかり:月1〜2本。場に慣れることが目的
  • 常連が付いてきた:月1本+2〜3か月に1回の企画
  • 動員を増やしたい:本数を減らして、1本に集める

3つ目は直感に反しますが、こちらが効きます。減らすと、1本が「行かないと次がない」ものになります。

終わったあと、何を見て次を決めるか

打ち上げの前に、3分で済むことをやります。数字は3つだけです。

  • 来た人数と、そのうち初めての人の数
  • 物販に来た人数(金額ではなく人数)
  • 次の予定を伝えられた人数

3つ目を数えている人はほとんどいませんが、これが次につながります。来てくれた人に次の日付を渡せていなければ、その日は人数が出ただけで終わります。

記録は、終わった日に書きます。翌日になると数字が曖昧になります。

断り方を決めておく

間隔を守るには、断る必要が出てきます。その場で断りにくいので、文面を1つ決めておきます。

「その月はもう1本入っているので、次の機会にお願いします」で十分です。理由を作らずに、埋まっていることだけ伝えます。次がある形にしておけば、関係は切れません。

断ったあとに、自分から次の日程を提案します。「来月の後半なら空いています」と添えるだけで、断ったことになりません。

減らした月に、代わりにやること

本数を減らすと、時間が空きます。ここで何もしないと、ただ活動が止まったように見えます。空いた時間に回すものを、先に決めておきます。

  • 音源を録る。ライブが減った月にしか録れない
  • セトリを組み直す。曲順と曲数を変えるだけで見え方が変わる
  • 次のライブの告知を前倒しする。1か月前から出せる
  • 自主企画の準備。箱の空きは2〜3か月先から押さえる

一番効くのは音源です。ライブを月4本やっている間は、録る時間が取れません。本数を減らして録った音源が、次のライブに人を連れてきます。

やりがちな失敗

本数で悩んでいるときに、実際によく起きることです。

  • 誘いを全部受ける。断ると次が来ないと思い込んでいる
  • 同じ箱に続けて出る。顔は覚えてもらえるが、客層が広がらない
  • 告知を前日にまとめて出す。本数が多いと準備が間に合わなくなる

2つ目は見落としがちです。同じ箱の常連に顔を覚えてもらうのは意味がありますが、そこだけで回していると、その箱の客の数が自分たちの上限になります。

3回続けて同じ箱に出たら、次は別の箱を1つ挟みます。慣れた場所の方が演奏はしやすいですが、やりやすさと動員は別のものです。

本数を決めるときは、半年先までの枠を紙に書いてみるのがいいです。月ごとに1本か2本かを置いていくと、どこが詰まっているかが見えます。頭の中だけで数えると、必ず多めに入ります。書いてから誘いを受けるようにすると、断る判断もしやすくなります。

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まとめ

  • 本数ではなく、前のライブからの間隔で決める
  • 2週間以上空けると、告知が1回ずつ届く
  • 出すぎると常連が分散し、告知が雑になり、セトリが固まる
  • 動員を増やしたい時期は、むしろ本数を減らして1本に集める
  • 終わった日に、来た人数・物販の人数・次を伝えた人数の3つを書く

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