ライブが終わったあと、SNSに載せる映像が1本もない。せっかくいいライブをしても、その場にいなかった人には何も伝わりません。ライブ映像は、次のライブに来てもらうための一番の材料です。
この記事では、撮影の人を雇わず、スマホ1台でSNSに使えるライブ映像を残す方法をまとめます。
結論:固定のスマホ1台で「全部」を撮っておく
いい映像を撮ろうとして、メンバーの知り合いに手持ちで撮ってもらうと、ぶれたり、途中で止まったり、肝心の曲が撮れていなかったりします。最初は、スマホを1台、三脚で固定して、最初から最後まで回しっぱなしにするのが一番確実です。
あとから使いたい部分だけを切り出せばいいので、撮る段階では選びません。
置く場所と設定
- 位置:客席の後ろか、PA卓の近く。ステージ全体が入る場所
- 高さ:お客さんの頭より上。三脚を一番高くする
- 向き:横向きで撮る。縦の動画はあとから切り出せる
- 設定:機内モードにして、通知と着信で止まらないようにする
- 電池と容量:満充電にして、1時間分の空き容量を先に作っておく
置く場所は、ライブハウスのスタッフに必ず一声かけてください。通路をふさいだり、他のお客さんの視界をさえぎったりすると、トラブルになります。撮影そのものを禁止している会場もあるので、ブッキングのときに確認しておくと安心です。
音は「スマホのマイク」だと割れやすい
ライブハウスの音量は、スマホのマイクにはかなり大きすぎます。映像はきれいでも、音が割れていると最後まで見てもらえません。
- スマホに挿す外付けのマイクを使う
- PAの人に、卓からの音を録音させてもらえないか聞く
- ハンディレコーダーを別に置いて、あとから音だけ差し替える
卓の音は、楽器のバランスが会場の聞こえ方と違うことがあります。スマホの音と卓の音を混ぜると、会場の空気が残ったまま聞きやすくなります。
SNSに出すのは「30秒」と「1曲」
撮った映像は、使い道で長さを分けます。
- 30秒前後の縦動画:サビや一番盛り上がった場面。ショート動画やリール向け
- 1曲まるごと:YouTubeに置いて、プロフィールから見られるようにする
- 全編:メンバーの振り返り用。外には出さない
30秒の動画には、次のライブの日付と場所を最後に一枚入れます。見た人が「次は行ってみよう」と思った瞬間に、行く先が分かるようにするためです。
撮る前にメンバーと決めておくこと
当日の準備でいちばん抜けやすいのが、誰がスマホを置いて、誰が回収するかです。全員が自分の出番の準備で手一杯になるので、担当を決めておかないと誰も撮っていないことになります。
- 置く人:リハーサルのあとに三脚を立てて、画角を確かめる
- 録画を始める人:転換の最後、出番の直前に録画ボタンを押す
- 回収する人:終演後すぐに取りに行き、その日のうちにデータを共有する
データは、その日のうちにメンバー全員が見られる場所に置きます。翌日以降に回すと、たいてい誰も編集しないまま次のライブが来てしまいます。
編集は「切る」と「文字を入れる」だけで足りる
凝った編集は要りません。スマホの無料の編集アプリで、使う場面を切り出し、最初の2秒にバンド名、最後に次のライブの日付を入れれば、SNSに出せる形になります。1本10分ほどで作れる手順に決めておくと、毎回のライブで続けられます。
やりがちな失敗
- 撮ってもらう人を決めておらず、誰も撮っていなかった
- 途中で電池や容量が切れて、最後の曲が残っていない
- カバー曲をそのまま投稿して、音が消されたり削除されたりする
- 撮ったまま整理せず、次のライブの告知に間に合わない
カバー曲の扱いは、投稿する場所のルールによって変わります。オリジナル曲の場面から使うのが安全です。
まとめ
ライブ映像は、上手に撮るより、毎回必ず残すことが大事です。スマホ1台を固定して最初から最後まで回し、音は外付けのマイクか卓の音で補い、30秒の縦動画と1曲まるごとに分けて出す。これを毎回のライブで続けるだけで、来られなかった人に届く量が変わります。
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