録音に「ボッ」という吹かれや、エアコン・車の音などの生活音が入ってしまう。この2つは原因が違いますが、どちらも録る前の工夫で大きく減らせます。
録り音に雑音が入ると実際以上に下手に聞こえて落ち込みがちですが、そもそも録音した自分の声が気持ち悪いのは全員に起こる現象です。あわせて読むと安心できます。

まず原因を切り分ける
「ノイズが入る」とひとくくりにされがちですが、実は原因は大きく3種類あります。対策が違うので、まずどれに当てはまるか特定しましょう。
- 「ボッ」「パ」と瞬間的に鳴る → ポップノイズ(吹かれ)。破裂音でマイクに息が直接当たっている
- 常に「ブーン」「サーッ」と鳴っている → 生活音・環境音。エアコンやPCファン、道路の音など
- 録音全体にホワイトノイズが乗る → これは別問題。ホワイトノイズ対策を見てください
ポップノイズ(吹かれ)の対策
- 「パ・バ・タ」など破裂音でマイクに息が当たるのが原因
- ポップガードを使う:マイクと口の間に1枚挟むだけで劇的に減る。数百円のストッキング自作でも効果あり
- マイクを口の正面から少しずらす:真正面ではなく斜め上・斜め下から狙うと息が直撃しにくい
- 近づきすぎない:目安は握りこぶし1つ分(10〜15cm)。近いほど吹かれやすい
生活音・環境音の対策
- エアコン・換気扇・PCファンを一時的に止める:録音の数分前から止めておくと、余熱による稼働ノイズも防げる
- 窓を閉め、静かな時間帯に録る:深夜・早朝は道路音が少なく録りやすい
- 指向性のあるマイクで正面の声だけ狙う:単一指向性は横や後ろの音を拾いにくい
- 布やカーテンで反響と生活音を同時に抑える:厚手のカーテンを閉めるだけでも変わる
- それでも入る音は録音後に軽減(完全には消せない前提で)
後処理は自分でMIXを参考に。ただし、後処理でのノイズ除去は音質を多少犠牲にするので、録る段階で減らすほうが結果的にきれいに仕上がります。
やりがちな失敗
- ポップガードなしで至近距離で歌う:吹かれの最大原因。まずここから見直す
- 「後で消せばいい」と割り切って録る:生活音は録った時点で声と混ざってしまい、完全な除去は難しい
- 毎回同じ場所・同じ時間で録らない:環境音の条件がバラつくと、録り直すたびに音質が変わってしまう
録り音そのものを底上げしたいなら、定番コンデンサーマイクの選び分けも参考に。
ノイズの原因別チェックリスト
- 「ボッ」という吹かれ音→ポップガードで軽減できる
- 生活音(エアコン・PC音)→録音時間帯や配置を見直す
- 呼吸音→マイクの角度をわずかにずらす
ノイズは原因によって対策が異なります。まずどのタイプのノイズかを見極めることが解決への近道です。
ノイズの原因が分かれば、対策はそれほど難しくありません。一つずつ確認しながら、自分の環境に合った対処法を見つけていきましょう。
よくある質問
ポップガードがないときの代用品は?
ストッキングやタイツを丸めたハンガーやクリップに張って代用できます。効果はやや落ちますが、応急処置としては十分です。
エアコンを止めると暑くて録音に集中できません
録音直前だけ止めて、休憩のたびに稼働させる方法がおすすめです。数テイクごとに切り替えれば、体力と音質の両方を守れます。
生活音は録音後のソフトで完全に消せますか?
ノイズ除去プラグインである程度は軽減できますが、声と重なった生活音を完全に消すのは困難です。録る段階での対策を優先し、後処理は仕上げとして使うのが現実的です。
まとめ

- 吹かれはポップガード+正面をずらす
- 生活音は音源を止める・時間帯・指向性
- 後処理より「録る段階」で減らすほうが音質を保てる
- 原因別に対処するのが近道


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