録音に「ブーン」という低いノイズが入る原因と対策【ハムノイズ】

録音・MIX

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録音すると常に「ブーン」という低い唸り音が乗る——それは「ハムノイズ」の可能性が高いです。この記事では、原因の切り分け方と対策を順番に解説します。

結論:多くは電源かケーブル、まず切り分けから

ハムノイズの原因は電源まわりケーブル・配線であることがほとんどです。闇雲に機材を買い替える前に、まず切り分けましょう。

原因を切り分ける手順

  • ① マイクのゲインを0にしてみる → それでも音が残るなら電源系が疑わしい
  • ② 別のコンセント(別回路)に挿し直してみる → 変化があれば電源ノイズ
  • ③ ケーブルを別の物に替えてみる → 変化があれば断線やシールド不良の可能性
  • ④ PCやモニターなど他の電源機器を一時的に離してみる → 変化があればノイズ干渉

よくある原因と対策

  • アース(接地)不足:3Pプラグの機材を2P変換で使っていないか確認
  • USBバスパワーのノイズ:セルフパワー(ACアダプター駆動)の機器に替えると改善することがある
  • ケーブルの劣化・安物ケーブル:シールドの弱い安価なケーブルは拾いやすい
  • 照明・PCモニターとの距離:LED照明やモニターの電源アダプターに機材やケーブルを近づけない

グラウンドループとの見分け方

複数の機材を組み合わせているとき特有の原因に「グラウンドループ(アース電位差)」があります。PCとオーディオインターフェース、外部モニタースピーカーなどを別々のコンセントから取ると、それぞれの電位差でループ状のノイズが発生することがあります。

  • 見分け方:機材を全部同じ電源タップ(1つのコンセント系統)にまとめてみて音が変わるか確認する
  • 簡易対策:ノイズカットトランスやアイソレーターを電源とオーディオ機器の間に挟む
  • やってはいけない対策:アース線(緑の線)を切ってしまう「ハム退治」は感電リスクがあるので絶対にしない

それでも直らないときは

ケーブルや電源を見直しても改善しない場合、機材同士の接続順や配線自体に問題があることも。マイクとPC・オーディオインターフェースの接続方法【配線】で基本の繋ぎ方を見直してみてください。それでも解決しない場合は、オーディオインターフェース自体の故障や、ノートPCの充電アダプターがノイズ源になっているケースもあるため、充電を外して録音してみるのも有効です。

よくある質問

ノートPCで録音するとハムノイズが増える気がします。

充電しながらの録音はACアダプターがノイズ源になることがあります。一度電源ケーブルを外してバッテリー駆動で録音し、変化があるか確認してみてください。

ノイズカットトランスは必ず必要ですか?

いいえ、まずは無料でできる切り分け(コンセントを変える・ケーブルを変える)で改善するか試してから検討してください。それでも直らない場合の対策の一つです。

アース線を切ればハムノイズは消えますか?

消えることもありますが、感電のリスクがあるため絶対にやめてください。アース不足が疑われる場合は、変換プラグを使わず正しく3Pのまま接地するのが安全です。

まとめ

  • ハムノイズは電源かケーブル・配線が原因のことが多い
  • ゲイン0確認→コンセント変更→ケーブル交換の順で切り分ける
  • アース不足やUSBバスパワーが原因になっていることも
  • 複数機材を使う環境ではグラウンドループも疑う。アース線は絶対に切らない

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