OBSの音声設定の基本。歌枠で「声が小さい・BGMと変」を防ぐ最低限

配信機材

PCで本格的に配信するなら定番ソフトが「OBS」。無料で高機能ですが、最初にぶつかるのが音声設定です。歌枠で「声が小さい」「BGMとのバランスが変」「音が二重に聞こえる」を防ぐ、設定の考え方とありがちなトラブルの直し方をまとめて解説します。

OBSの音声設定の基本。歌枠で「声が小さい・BGMと変」を防ぐ最低限の記事の流れを解説した図解

まず確認する2つの入力

  • マイク音声:あなたの声。オーディオインターフェース or マイクを選ぶ
  • デスクトップ音声:PCから出る音(BGM・効果音)

OBSの「音声ミキサー」に、この2つが別々のバーで表示されているのが正常な状態です。片方しか無い・両方同じになっている場合は、設定→音声でデバイスを割り当て直します。デバイス一覧に自分のマイクが出てこない場合は、Windowsのサウンド設定側でそのデバイスが有効化されているか、他のアプリが排他制御していないかを先に確認してください。

レベル(音量)の目安

音声ミキサーのメーターは、普通に歌って黄色のゾーン、一番大きい声で赤に触れるかどうかが目安。常に赤なら音割れ、緑どまりなら小さすぎ。マイク側(インターフェースのゲイン)で大まかに合わせ、OBS側で微調整します。

  • 常時赤(0dB付近に張り付く):インターフェース側のゲインを下げる。OBS側のフェーダーだけで下げると音質が荒れやすい
  • 常時緑(-20dB以下):ゲインを上げる。それでも足りないならマイクとの距離を近づける
  • BGMだけ大きい/小さい:デスクトップ音声のフェーダーを個別に調整。声とBGMは別バーなので独立して動かせる

ゲインを上げてもまだ足りない、常にノイズと隣り合わせで無理をしている感覚があるなら、機材側が力不足の可能性もあります。オーディオインターフェースのおすすめ比較も参考にしてください。

歌枠で効くフィルター設定

  • ノイズ抑制:エアコン等の環境音対策。ただし歌ではかけすぎ注意(強弱を潰すことがある)。方式はRNNoiseがSpeexより自然にかかりやすい
  • ノイズゲート:喋っていない時の小さな音を切る。歌の余韻まで切らない設定に。閉じるしきい値を下げすぎると語尾がブツ切れになる
  • コンプレッサー:音量差をならす。トークは便利、歌は薄めか無しでも可。かけるならRatioは2:1〜3:1程度の軽めから

フィルターは「トーク配信の便利機能」が多く、歌では自然さを優先して控えめが基本です。配信で音が悪い原因の記事とあわせて調整してください。

よくあるトラブルと対処

  • 音が二重に聞こえる(エコーがかかる):モニター出力の設定ミスがほとんど。「デスクトップ音声」を配信で使いつつ自分のスピーカーからも同じ音が鳴っていると二重になる。ヘッドホンでモニターするか、音声モニタリングを「出力のみ(配信のみ)」にする
  • マイクの声だけ配信に乗らない:ソースのプロパティで「音声を無効化」にチェックが入っていないか確認。トラック割り当て(配信用トラックにチェックが入っているか)も見落としやすい
  • Discordの通話音声まで配信に入ってしまう:デスクトップ音声を丸ごと拾っているのが原因。Discord側の出力先を仮想オーディオデバイスに分ける、またはアプリ音声キャプチャ機能で配信対象アプリを絞る
  • 録画・配信を止めると音がズレていた:CPU負荷が高いと起きやすい。エンコーダーの設定を下げる、不要な常駐ソフトを閉じるで改善することが多い

配信前の10秒テスト

本番前に必ず「録画」ボタンで10秒テスト録画し、聴き返す。BGMと声のバランス、ノイズ、音割れを配信前に潰せます。リスナーに指摘される前に、自分の耳でチェックする習慣を。イヤホンではなく、できれば普段と違うスピーカー・イヤホンでも一度確認すると、環境依存の聞こえ方の違いに気づけます。

配信の機材を整えるなら、歌枠を始める最小機材セットから。

よくある質問

ノイズ抑制はどれくらいかけていい?

環境音が気になる範囲で最小限に。かけすぎると歌声の子音や余韻まで削れて不自然になります。まずは弱めにかけて、録画テストで違和感がないか確認してください。

マイク音声とデスクトップ音声、どちらを大きくすべき?

歌枠では声を主役にするのが基本です。BGMは声の邪魔にならない程度に絞り、声を聴かせたい部分でBGMがかぶらないか録画テストで確認しましょう。

設定を変えてもすぐに音が反映されない

OBSの一部設定はソースの再起動やOBS自体の再起動が必要な場合があります。設定後は一度配信を止めて数秒待ってから再確認すると、変更が正しく反映されているか判断しやすいです。

まとめ

OBSの音声設定の基本。歌枠で「声が小さい・BGMと変」を防ぐ最低限のまとめを解説した図解
  • マイク音声とデスクトップ音声が別バーで表示されるのが正常
  • レベルは黄色ゾーン、最大で赤に触れる程度
  • 歌ではフィルターを控えめに(強弱を潰さない)
  • 音の二重・音ズレ・Discord音声混入はモニタリング設定とトラック割り当てを疑う
  • 配信前に10秒テスト録画で確認

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