ポップガードとウインドスクリーンの違い|どっちを買うか

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先に結論です。室内で歌を録るならポップガードを選びます。ポップガードはパ行・バ行の「ボッ」という破裂音を止める道具、ウインドスクリーンは屋外の風を止める道具で、相手にしているものが違います。屋外で録る・スタンドが無い・エアコンの風が当たる、という場合だけウインドスクリーンが向いています。

どちらも「吹かれ対策」として売られていて、値段も近い。だから混同されやすいのですが、想定している場面がまったく違います。

まず違いを表で比べます。

比べる点ポップガードウインドスクリーン
止めるもの口から出る破裂音の空気(パ行・バ行)屋外の風・送風
付け方マイクの手前に離して立てる(スタンドかアームに固定)マイクの先端にかぶせる
音への影響小さめスポンジが厚いほど高音が削られる
向いている場面室内の歌録り・宅録・歌枠屋外収録・ハンドマイク・風が当たる席
持ち運びかさばるかぶせるだけで楽

見た目と付け方が違う

ポップガードは円形の膜を、マイクの手前に少し離して立てるものです。アームでスタンドに固定します。マイクには触れません。

ウインドスクリーンはスポンジで、マイクの先端に直接かぶせます。アームも固定具も要りません。

この時点で、使える場面が分かれます。ポップガードはスタンドが前提、ウインドスクリーンはマイク単体で完結します。

止めているものが違う

ポップガードが相手にしているのは、口から出る破裂音の空気です。パ行・バ行で前に飛ぶ塊を、膜で散らします。

ウインドスクリーンが本来相手にしているのは、屋外の風です。マイクの周りを流れる空気の乱れを抑えるために作られています。

室内で歌を録るとき、風は吹いていません。だから室内の歌録りでは、ポップガードのほうが目的に合っています。

ウインドスクリーンが役に立つ場面

屋外での収録、ハンドマイクで動き回る場面、エアコンの送風が直接当たる席。こういう場面では効きます。

また、ライブで手持ちのマイクを使うときの保護としても実用的です。唾や汚れが直接グリルに入るのを減らせます。

そして持ち運びが楽です。かぶせるだけなので、外で録る人には現実的な選択肢になります。

  • 屋外で録る → ウインドスクリーン
  • 室内で歌を録る → ポップガード
  • エアコンの風が当たる席 → ウインドスクリーン
  • 近づけて歌う宅録 → ポップガード

音への影響

ウインドスクリーンはマイクに密着するので、高音がやや削られます。スポンジが厚いほど影響が出ます。

ポップガードは離して設置するぶん、影響は小さめです。ナイロン製でわずかに高音が丸くなる程度で、気になるほどではないことが多いです。

音を優先するなら、室内ではポップガードのほうが無難です。

ポップガードの付け方と距離の目安

買ったあと効果が出ないと感じる原因の多くは、付ける位置です。次の手順で調整します。

  1. マイクスタンドに固定する:クリップをスタンドの軸に挟み、アームを曲げて位置を決めます
  2. マイクから少し離す:ポップガードとマイクの間は5〜10cmほど空けるのが目安です。くっつけると膜を通った空気がそのまま当たり、効果が落ちます
  3. 口の高さに合わせる:ポップガードの中心が口の正面に来るようにします
  4. 口からポップガードまでも少し空ける:近づきすぎると膜に息が当たって音がします。拳1個ぶんくらいから試します
  5. パ行の多い歌詞で試し録りする:「ボッ」が残るなら、マイクの角度を少しずらして息が正面から当たらないようにします

マイクと口の距離そのものの考え方はマイクと口の距離は何センチ?で詳しく解説しています。

どっちを買うか迷ったときの選び方

自分の録り方に当てはめると、次のように決められます。

  • 部屋でスタンドに立てたマイクで歌う → ポップガード
  • 歌枠・配信で、マイクとの距離が近い → ポップガード
  • スタンドが無く、ハンドマイクやスマホ用マイクで録る → ウインドスクリーン
  • 屋外やベランダで録る、動画の外ロケがある → ウインドスクリーン

迷ったら、室内ならまずポップガードを1つ用意すれば足ります。マイクと一緒にそろえたいものはマイクと一緒に買うもの完全リストにまとめています。

この記事で触れたもの(定番モデル)

ポップガード

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ショックマウント

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マイクスタンド ブーム

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どれを選ぶかの判断基準はマイク周辺機材の選び方でまとめています。

価格・在庫は変動します。購入前にご確認ください。

両方付ける意味はあるか

屋外で歌う、扇風機の前で録るしかない、といった特殊な条件なら意味があります。役割が違うので効果は重なりません。

ただし室内の宅録では、ふつうは片方で足ります。両方付けると高音が削られる影響が積み上がるので、必要がなければ避けたほうがいいです。

まずポップガードを付けて、それでも息の音が残るなら距離と角度を見直す。この順番で足ります。

よくある質問

どっちが安い?

ウインドスクリーンのほうが構造が単純なぶん安い傾向があります。ただしポップガードも高価な機材ではありません。

ウインドスクリーンでポップノイズは防げる?

多少は弱まりますが、専用品ほどの効果はありません。室内で近づけて歌うなら、ポップガードのほうが確実です。

マイクに最初から付いているスポンジと同じもの?

役割は近いです。グリル内側のスポンジは簡易的な吹かれ対策で、外付けのウインドスクリーンはそれを厚くしたものと考えて構いません。

スタンドが無くてもポップガードは使える?

固定先が要るので、スタンドかアームが無いと使いにくいです。スタンドが無い環境なら、ウインドスクリーンのほうが現実的です。

まとめ

  • ポップガードは破裂音、ウインドスクリーンは風が相手
  • 室内の歌録りならポップガード
  • 屋外・風が当たる環境ならウインドスクリーン
  • 室内で両方付ける必要はふつう無い

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